まれにではありますが、フィラリアは人間にも感染する可能性があります。バイエル薬品株式会社さんのHPには、国内でも約100例の感染報告がされていると記載されています。
犬猫のフィラリアはどうやって人に感染するの?
犬への感染同様、感染幼虫を保持している蚊が吸血する際に感染し、ライフサイクルも犬の場合と同様です。成虫になることは少ないですが、肺動脈の塞栓や皮下・腹腔に腫瘤を形成することがあるとされています。ですが多くの場合は無症状であるとされています。先述の症状の他には、咳や血痰、胸痛、呼吸困難などを引き起こすこともあると言われています。
猫にも感染する可能性はありますが、フィラリアにとって猫の体は犬の体ほど快適ではないらしくうまく成長することが出来ません。そのため犬ほどの感染例は知られてはいません。重い症状になるケースもまれです。しかし少数の寄生で急性症状を引き起こし、突然死の一因となることがあります。猫用の予防薬も販売されていますが、日本ではまだ認知度が低く、価格も高い場合があります。
フィラリアに感染したら触っても大丈夫?
「人にも感染するなら、フィラリアに罹っている子には触らない方がいいですか?触ったら感染りませんか?」
と心配になった方もいらっしゃるでしょう。フィラリアに感染している子に触っても大丈夫です。いつも通り、優しく撫でてあげて下さい。これに関しては輸血が、その安全性を証明してくれます。
フィラリア症の犬の血を輸血してもフィラリア症にはなりません。これは感染仔虫が蚊の体内を通ってないからです。フィラリアは蚊を媒介し、その吸血行為でもって感染する病気です。あくまでも重要なのは蚊の体内を通っているか、であり蚊の体内での感染仔虫への成長が重要なのです。
フィラリアには種類があることを知ろう!
ここまでお話してきたフィラリアは犬猫に寄生するものであり、正式名称はDiofilaria immitis(犬糸状虫)と言います。フィラリアは他にも仲間がおり、その一つであるバンクロフト糸状虫(Wuchereria bancrofti)についてちょっとお話します。
バンクロフト糸状虫はヒトにのみ寄生する少宿主性のフィラリアです。寄生個所はリンパ系で、最終的にその症状は、リンパ管の破壊にまで至ります。体内のフィラリアが死滅した後も後遺症として残ることになり、抹消組織の循環を阻害します。このため陰嚢水腫やむくみを来し、その慢性刺激で象皮症を引き起こすことになります。
アフリカ大陸、アラビア半島南部、インド亜大陸、東南アジアや東アジアの沿岸域、オセアニア、中南米という世界の熱帯・亜熱帯気候を中心に広く分布しています。日本でも西郷隆盛が羅漢していたことでも知られています。
《価格比較表》 | 他店価格 | ご案内価格 | 1箱:3本 | 4,500円~ | 2,343円~ |
2箱:6本 | 9,000円~ | 4,231円~ |
3箱:9本 | 13,500円~ | 5,891円~ |
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