毎年、5月の末頃から月に一回飲ませるフィラリアの予防薬は、犬を飼ってらっしゃるご家庭では、もうお馴染みの薬になっていることと思います。
フィラリア予防の注意事項を再確認
動物病院からも、「飲み残しが無いように」とか「毎年欠かさず飲ませるように」とか「飲み始める時には血液検査を受けるように」とかの、いくつかの諸注意を受けていることと思いますが、ついうっかりしてそれらを守れなかったこと、ありませんか?
フィラリアの予防薬はほとんどの場合、ミクロフィラリアがいないことを確認してから使用します。何故かと言うと、この予防薬というのは蚊に刺されることを予防する薬ではなく、体内に入ったフィラリアの仔虫を殺す薬だからです。そのため、もし、ミクロフィラリアの寄生があるのに予防薬を使用してしまうと、薬の作用によって大量のミクロフィラリアの死骸が発生し、血液循環を阻害することによって重度のショック状態を引き起こすことがあるのです。この反応のことをフィラリア予防薬によるアナフィラキシーショックと呼んでいますが、その症状は一般的に、投与後1時間以内に発現し、3〜5時間以内に回復または死亡の経過をたどると言われています。
フィラリア予防には正しい知識が重要です
詳しい経過をお話しすると、第一段階では陰鬱、嗜眠、外部刺激に無反応、嘔吐、下痢などが見られ、第2段階になると徐脈、血圧低下などが見られる様になります。第3段階では貧血、チアノーゼ、呼吸困難、流涎などが見られる様になり、最悪のケースとして死亡に至ることがあります。
こんなことをお話しすると、予防薬自体を怖がられてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、きちんとした飲ませ方(血液検査をした上で体重を測り、毎年飲み忘れなく飲ませている)をされていれば、まず、問題はないです。問題なのは、飲ませたり飲ませなかったりフラフラした飲ませ方をしていたり、飲み忘れがあったにも拘らず、血液検査もせずに5月から飲ませ始めてしまったり、というケースの場合です。
こういった場合ですと先に挙げたような副作用が起きてしまう可能性がありますので、可愛い愛犬のためにもこういった飲ませ方はしないようにお願いいたします。
万が一、副作用が起きてしまったら
では万が一、予防薬を飲ませた後にぐったりしてしまい元気がない、というようなことが起こってしまったら、どうしたらいいのでしょう?
まずは慌てずに、すぐにかかりつけの動物病院へ連絡してください。その際、フィラリアの予防薬を飲んだこと、その予防薬の種類・メーカー、予防薬を飲んだ時間、現在の症状をしっかり伝えて下さい。今までの予防歴も併せて伝えていただけると、とても助かります。
決してご自分で判断せず、病院の指示を仰ぐようにして下さい。そうすれば、点滴をしたり、ショック症状を和らげる薬を使用したりと的確な処置をすることが出来ますので、大事な愛犬の命を守るためにも遠慮なさらずに、お電話することを強くお勧めいたします。
《価格比較表》 | 他店価格 | ご案内価格 | 1箱:3本 | 4,500円~ | 2,343円~ |
2箱:6本 | 9,000円~ | 4,231円~ |
3箱:9本 | 13,500円~ | 5,891円~ |
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