一般的に、フィラリアの予防薬は5月の末または6月の末から半年間、11月末または12月末まで飲み続けるものとされています。
予防薬の投与は蚊が出始めた一か月後から
これはフィラリアの運び屋である蚊の発生時期と重なりますが、若干遅めに感じるでしょう。体感ではこの時期よりも、もう少し前から蚊の姿は見かけると思います。
では何故、投与の時期をずらすのか。
これはフィラリアの薬の効き方によるものです。「予防薬」という名前がついていますが、実際には病気を予防する薬ではなく、血液中に入ったフィラリアの仔虫を駆除する薬であり、蚊に刺されてから効く薬だからなのです。
このような薬の作用から、予防薬の投与は蚊が出始めた一か月後から始めます。
同様に、もう蚊が飛んでいない11月末や12月末まで投与を続けるのも、薬の作用によるものからです。
その頃に飲ませる薬は、蚊が一番多い9月・10月頃に刺された場合に入ったフィラリアの仔虫に効きます。もう蚊が居なくなったからと安心して投与を止めてしまうと、万が一、体内にフィラリアが入ってしまっていた場合、取り返しのつかないことになってしまいます。
それに、この時に投与して以降の半年間は薬を飲ませないことになりますので油断せず、仕上げの意味でも、最後までしっかり飲ませてあげて下さい。くれぐれも飲み残しの無いようにお願いいたします。
最低限、5月から12月までは投薬を!
「そんなこと言われても、どの時期でも蚊は飛んでいる気がする。一年中予防した方がいいのではないか。」と仰る方もいると思います。蚊に刺されやすい方は特にそう感じるかもしれません。なんだかいつもかゆみ止めを塗っている気がする、と思われることでしょう。
事情を説明すれば動物病院でも一年分の予防薬を処方して下さると思いますし、中には通年投与を勧めてくる病院もあるかと思います。
実際、フィラリアの予防薬は、毎年飲んでも体に支障はありません。ですが蚊にも活動期間があり、吸血をしない時期も存在します。なので、多くの病院では期間を決めて薬を処方しているのです。
それに、経済的な問題もあります。動物薬は保険がない分、きっちり全額お支払いしないといけません。愛犬・愛猫のためとはいえ、正直、痛い出費であることは否めないと思います。
そういう諸々を考慮して個人的な意見を述べさせていただくと、毎年飲み残しなく、病院で指定された期間をきっちりと守り投与するという方法がいいのではないかと感じます。
ただ、さすがにこの薬でも「蚊に刺される」という行為そのものを防ぐことは出来ません。
なので、生活スペースに蚊取り線香を付けてあげたりと、何らかの虫除けを行ってあげることは刺される不快感や刺されたことによる皮膚炎を予防するという意味でも効果のあることだと思いますので、取り入れてあげて下さい。
《価格比較表》 | 他店価格 | ご案内価格 | 1箱:3本 | 4,500円~ | 2,343円~ |
2箱:6本 | 9,000円~ | 4,231円~ |
3箱:9本 | 13,500円~ | 5,891円~ |
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