フィラリア症を詳しく解説 – 原因と症状のまとめ 「フィラリア」は犬糸状虫という名の、犬や猫の体に寄生し、心臓を住み家とする厄介な回虫の事を指します。 フィラリアの形態や性別 フィラリアの体は乳白色でソーメンのような長細い形をしています。メスは25~31㎝、オスは12~20㎝ほどの長さを持ち、メスの方が大きい体をもっているのが特徴です。 犬や猫の体を寄生場所としており、寄生をすると血管の中を通り、 右心房や肺動脈を住み家として... [この記事の続きを読む]
フィラリア検診で動物病院が行う治療とは? 動物病院でのフィラリア症の診断は、実際に目で診て異常がないかどうか調べる視診の他、レントゲン検査、心電図、心臓の音を聴く聴診、血液検査によって行います。 動物病院でのフィラリア検診 視診で全身状態を把握し、レントゲン検査で心臓の状態を確認します。フィラリアの多数寄生があれば、心臓・肺動脈が拡大しているのを診ることが出来るでしょう。心電図、聴診では心雑音を確認することが出来ます。こ血液検... [この記事の続きを読む]
フィラリアは免疫力で自然治癒できる? 自分の愛犬がもしすでにフィラリアに感染してしまっていたら?考えたくはないですが、そういうことがもしかしたら、あるかもしれません。 予防薬の飲み忘れでも感染の可能性があります 飲ませたと思っていた予防薬をこっそり影で吐き出されてしまっていてきちんと飲めていなかったとか、全部飲ませたと思っていた予防薬が袋にまだ1錠残っているのを翌年に発見したとか、ありえないケースではないと思います。 ... [この記事の続きを読む]
平均気温が何度からフィラリア予防は必要? 地球上には約2500種類の蚊が暮らしていると言われています。そのうちの約100種類が日本で暮らしているとされていますが、日本に生息する蚊の中でも、フィラリアを媒介する蚊は16種類いると言われています。 日本のフィラリアを媒介する蚊を知ろう アカイエカ、コガタカイエカ、チカイエカ、カラツイエカ、ネッタイイエカ、ヨツボシイエカ、トウゴウヤブカ、ヒトスジシマカ、キンイロヤブカ、ネッタイシマカ... [この記事の続きを読む]
犬猫のフィラリア症は母子感染の可能性はある? 結論から申しますと、お母さんのお腹の中にいる段階での赤ちゃんへの感染はありません。胎盤を通じて赤ちゃんへフィラリアが移るということはないので安心してください。ただし、出産後は別です。もし母体がフィラリアに感染していた場合、そのお母さんの血を吸ったことでミクロフィラリアを取り込んだ蚊が、次に赤ちゃんの血を吸った場合には、赤ちゃんのフィラリアに感染してしまう恐れがあります。 母体を守るため、妊娠... [この記事の続きを読む]
犬猫の血尿、血便はフィラリアの影響がある? 結論から言うと「あります」。私が動物看護の専門学校に通っていたころに使用していた用語集に記載されている犬糸状虫症に関する説明にも、フィラリア症による主な症状として、運動不耐性の他、腹水、血色素尿などがあるとされています。では一体、どういうときにこの血色素尿が見られるのでしょう? フィラリアの症状は4つの型に分類される フィラリア症の症状を分類してみると、通常型・急性型・奇異性塞栓症・幼... [この記事の続きを読む]